【第9回】 国内ツアーの今後は?

 以前、「国内ツアーの申込み期限について」という記事を投稿しましたが、最近その傾向が変わりつつあります。それはまさに昨今話題のLCCの影響にほかなりません。LCCが国内ツアーにどういう影響を及ぼしているかお話ししていきましょう。

 

 昨年は国内LCC元年ともいうべき年で、一気に3社ものLCC航空会社が国内線に参入しました。もうみなさんご存じのとおり、LCCとは経費をなるべく下げて、同じ機材を何度も使いまわしながら、搭乗率を上げることにより収益を確保するというモデルの航空会社です。それが現状は採算ラインといわれる搭乗率をピーク期以外は下回っていることが多いのです。その中で最も搭乗率の低いエアアジア・ジャパンにおいては、就航後まだ半年もたっていないのに、社長が交代しました。

 

 そこで国内LCCは生き残りをかけて、旅行会社と組み始めたのです。当初は大手旅行会社と組んでいるLCCもありましたが、もともとが安い運賃ですので、旅行会社はそのままの金額を使って宿泊とセットにして販売しているような状態でした。それが昨今では、上記のような状態により、真剣に旅行会社との共存の道を模索し始めたのです。

 

 例えば、

・HIS  ジェットスター・ジャパン利用成田発沖縄2日間   17,800円~

・HIS  ジェットスター・ジャパン利用成田発福岡2日間   15,800円~

・ビッグホリデー  エアアジア・ジャパン利用成田発札幌2日間   8,800円~

・ビッグホリデー  エアアジア・ジャパン利用成田発札沖縄2日間   10,800円~

・ビッグホリデー  エアアジア・ジャパン利用成田発福岡2日間   9,800円~

・エクスペディア  エアアジア・ジャパン利用札幌発東京2日間   11,424円~

 

とこれまでの国内ツアーと比較すると半値に近いような料金設定をしているツアーもあります。

特に社長が交代したエアアジア・ジャパンはとんでもない金額を出してますね。ただ、逆に昨年はHISと組んでツアーを販売していたピーチですが、LCCの中では最も搭乗率がよかったためか、現状HISにおいてもツアーは販売しておりません。

しかも前回述べた申込時期も各社フレキシブルで、HISのジェットスター・ジャパン利用のツアーは、出発前日まで受け付けているようです。

 

こうなると国内ツアーもLCCを利用したくなりますね。

もちろん、荷物が多かったりすると追加料金徴収されますので、その辺は気を付けて利用しなければなりませんが‥

 

さてさて、国内ツアーは今後どう変わっていくのでしょう?

 

Have a Nice Trip!

国内旅行 おすすめ旅行情報ならみらいトラベル